バベシア

バベシアとは？

バベシアはいわゆる原虫に属し、血液中で増殖する単細胞生物である。犬の赤血球に侵入し、内部から破壊する。その結果、生命を脅かす貧血が起こります。バベシアは肝臓、腎臓、脳など他の臓器にもダメージを与えます。

バベシア症の見分け方は？

バベシア症の症状は、バベシアの種類、犬の免疫システム、感染時期によって大きく異なります。代表的な症状は

• 発熱
• 疲労
• 食欲不振
• 体重減少
• 青白い粘膜
• 黄疸
• 濃い尿
• 脾臓の腫大

重症の場合、出血、ショック、神経障害が起こることがあります。しかし、症状が出ない犬や軽い犬もいます。

バベシアの予防法は？

バベシアの一番の予防法は、効果的なダニ対策です。愛犬をマダニに咬まれないようにするために、定期的に愛犬に塗布できる様々な製品があります。スポットオン、首輪、錠剤などがあります。どの製品が愛犬に最も適しているか、獣医と相談してください。

また、散歩の後は毎回、愛犬にマダニがついていないかよくチェックし、できるだけ早く取り除いてください。マダニが長く吸血すればするほど、バベシアを媒介する危険性が高まります。そのためには、専用のマダニ用ピンセットやマダニカードを使い、慎重にマダニをひねり出します。マダニを押しつぶしたり引きちぎったりすると、さらに多くの病原体が犬の体内に侵入する可能性があるため、避けてください。

バベシア症の治療法は？

愛犬がバベシア症に感染している疑いがある場合は、すぐに獣医に連れて行く必要があります。そこで血液検査を行って診断を確定し、病気の重症度を判断します。治療はバベシアを殺す特別な薬で行います。また、犬の体液と電解質のバランスを安定させるために輸液療法が必要になることもあります。

バベシア症の予後は、犬の年齢や健康状態、バベシアの種類、治療の時期など様々な要因によって異なります。バベシア症を早期に発見し、治療すればするほど、回復の可能性は高くなります。しかし、治療を受けてもバベシアのキャリアのままで、再発する犬もいます。