ショック

ショックの原因

犬のショックの原因はさまざまです。最も一般的なものは

• 怪我や内出血による出血
• 虫刺され、薬、食べ物によるアレルギー反応
• 植物やチョコレートなどによる中毒
• 心臓発作や不整脈などの心血管系疾患
• 細菌、ウイルス、真菌による感染症や敗血症
• 身体の過熱による熱中症

ショックの症状

犬のショックの症状は、原因や重症度によって異なります。最も重要な徴候は以下の通りです。

• 衰弱と嗜眠
• 速く浅い呼吸
• 冷たく青白い粘膜
• 脈が弱い、または速い
• 低い体温
• 瞳孔散大
• 意識不明または昏睡

ショックの応急処置

愛犬がショック状態にあると思われる場合は、すぐに対処してください。ショックは、獣医による迅速な処置が必要な緊急事態です。獣医に行くまでの間、次のような処置をしてください：

• 犬を落ち着かせ、不必要なストレスを与えないようにする。
• 柔らかいものの上に寝かせ、体を温める。
• 後ろ足を少し上げ、頭部への血流を促す。
• 呼吸と脈拍を確認し、必要であれば酸素マスクをつける。
• 窒息する恐れがあるため、餌を与えたり、飲み物を与えたりしない。
• 傷に包帯を巻き、圧迫包帯で止血する。
• できるだけ早く獣医の診察を受けるか、救急車を呼ぶ。

ショックの予防

ショックは常に予防できるわけではありませんが、いくつかの予防策を講じることでリスクを減らすことができます。それには次のようなものがあります：

• 鋭利なもの、毒のある植物、食べ物など、危険のもとになりそうなものから犬を遠ざける。
• 定期的にワクチン接種と駆虫を行い、感染症を予防する。
• バランスのとれた食事と十分な運動で心臓血管系を強化する。
• 愛犬を極端な気温から守り、夏には十分な日陰と水を与える。
• 愛犬のアレルギーや不耐症について調べ、誘因となるものを避ける。